「ミラートレードが違法かどうか知りたい」
「ミラートレードを安心して行いたい」
「法的問題のないミラートレードサービスをしている業者はどこ」
FXのミラートレードを知って、上記のように思った方は多いのではないでしょうか。
ミラートレードに興味をもって調べてみて「違法」という検索ワードを見て驚いた方もいるでしょう。
本記事では、ミラートレードを法的な側面から説明しています。
そのために、どういう場合に違法性があるのか、違反した場合の罰則にも踏み込んで解説。
「ミラートレードを始めたいのに不安で取引をしない」という方にもミラートレードは問題がないことをお伝えしています。
ミラートレードとは
ミラートレードとは、プロの取引手法をお客様の口座でコピーのように再現して実行できる取引の方法です。
具体的には、ストラテジーとよばれる売買手法を選択して開始するだけ。
ちなみにストラテジーとは、プロの取引手法をルール化したプログラムによって動作するアプリケーションです。
ミラートレードはストラテジーが行う自動売買といってもいいものです。
ストラテジー本体はいじれませんので、パラメータなどの微調整はできません。
また、業者が介入する余地はほとんどありません。
そのため、ストラテジーの選択がうまくいけば資金が増えていくことになります。
ミラートレードの特徴は以下のとおりです
- 取引やプログラミング知識が不要
- ストラテジーを選ぶだけで手間がかからない
- 初期費用がかからない
- トレード履歴からプロの売買を学べる
ミラートレードは違法ではない
結論からいいますと、ミラートレードは違法ではありません。
ミラートレードはプロが顧客の口座で売買を執行するものですから、投資の助言や代理にあたるという見方もできます。
金融商品取引法では有料で投資顧問を行うことを規制しています。
(第29条、第2条第8項第11号から13号)
ですので、同法の登録を受けたFX業者が提供するミラートレードは完全に適法といえます。
具体的には、「投資助言代理業者」または「投資運用業者」としての登録を受けた業者のことです。
ちなみに、投資助言代理業者が行う業務の例として、投資情報の提供・株式の推奨銘柄を提示することなどが挙げられます。
投資運用業者が行う業務の例として、ファンド運用・投資一任契約に基づく運用をすることなどです。
違法性のあるミラートレードとは
「投資助言代理業者」や「投資運用業者」でない業者(または個人)が提供する有料のものには違法性があります。
なぜなら、前段のとおり金融商品取引法の登録が必要だからです。
違法性が疑われる場合は、詐欺まがいのミラートレードに誘い込まれるおそれがあるため利用しないでください。
「出金はいつでも出来る、安全運用」を謳いミラートレードに申し込み、実際はひどいトレードを繰り返す悪質なものがあります。
資金は目減りし、メールでの連絡が取れなくなるなんてこともあるのです。
手数料だけでなく、預けた証拠金までも奪われる投資詐欺のような被害にもつながりかねないため注意しましょう。
違法ミラートレードを利用した側にも罰則がある
前段の違反業者には「5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金」の刑罰があります。
悪質な場合は懲役と罰金が併科されることもあります。
(金融商品取引法第197条の2第10の4号)
また、顧客側も違法と知りつつ第3者を勧誘するなどして加担した場合は、罰せられることになる可能性があるため注意が必要です。
まとめ
ミラートレード自体に違法性はないことに加え、違法業者を見分ける方法、ミラートレードの安全な活用法について紹介しました。
適法なミラートレードを正しく理解してもらえれば不安感は解消されることでしょう。
合法的な業者の見分け方を知るとともに、使い勝手のいいミラートレードで安全に取引していきましょう。
以前に紹介したノアの鏡は合法的なシステムとなりますので、興味のある方はノアの鏡から初めてみるのは如何でしょうか。
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